Chapter 4
第四章 天文台の午後
放課後、翔太と美月は天文台で一ヶ月後の流星群に向けた星図の準備を始める。そこに翔太の親友・晴人が現れ、三人で観測計画を話し合う。晴人の鋭い指摘に美月が不安を抱えるが、翔太は美月を励まし、二人の間に新たな距離感が生まれる。帰り際、美月が翔太にある提案をする。
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天文台への階段は、夕方の光の中で長く伸びていた。
翔太は美月の背中を追いながら、一段一段が乾いた足音を立てるのを聞いていた。昨日の雨の湿気はもうどこにもない。彼女の髪は乾いていて、歩くたびに揺れるその端が、西日を受けて淡い色をしている。
ドアを開けると、いつもの天文学の匂いがした——紙と埃と、冷えた金属。美月は慣れた手つきで窓のブラインドを調整し、光を適度に取り入れる。
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