執筆の進め方
小説家になろうのAI利用ルールまとめ:AI利用状況4区分の違い、設定方法、9月1日以降の更新制限(2026年)
なろうのAIルールは「使ってよいが、どう使ったかを正しく設定する」です。4つの区分の境目、作品ページに何が表示されるか、ネット小説大賞の条件までを公式情報で整理しました。
AIBookCraft Editorial · · 8分で読めます
出典確認日:
要点
- 小説家になろうでは、AIを使った作品の投稿は禁止されていません。禁止されているのは、全文をAIが生成した本文の投稿と、AI利用状況の虚偽の設定です(利用規約・ガイドライン、2026年10月19日確認)。
- 2026年6月9日から、作品ごとの「AI利用状況」の設定が必須になりました。区分は「AI直接使用」「AI間接利用」「AI補助的利用」「AI不使用」の4つです。新規作品は設定しないと投稿ボタンが押せません。
- 既存の作品も、2026年9月1日以降は設定しないとエピソード投稿や作品情報の編集ができません。設定すれば制限はすぐ解除されます。
- 読者に表示されるのは「AI直接使用」と「AI間接利用」で、AI直接使用にはキーワード「AI直接使用」も自動で付き、検索で絞り込み・除外できます。AI補助的利用とAI不使用は第三者には公開されません。
- 第15回ネット小説大賞では「AI直接使用」の作品は応募できません。運営主催の「なろう異世界ファンタジーフェス!2026」は4区分すべてと未設定の作品も応募できます。
結論:なろうでAIは使える。ただし全文AIは禁止、AI利用状況の設定は必須
「なろうでAIを使ってもいいの?」への答えは、使ってよい、です。小説家になろうは、AIを使って書いた作品の投稿を禁止していません。そのかわり、作品ごとにどの程度AIを使ったかを「AI利用状況」として設定することを必須にしています。
禁止されているのは主に二つです。一つは、作者が一切手を加えていない、本文のすべてをAIが生成した作品の投稿。もう一つは、AI利用状況をわざと違う区分に設定することです。違反した作品は非公開になり、悪質な場合はアカウントが停止されることがあると、ガイドラインに書かれています。
AI利用状況の4区分:AI直接使用・AI間接利用・AI補助的利用・AI不使用の違い
ガイドラインの定義を短くまとめると次のとおりです。境目は「AIが出した文章が、そのまま本文に残っているか」と「AIが本文の執筆そのものに関わったか」の二点です。
| 区分 | 公式の定義(要点) | 読者に表示されるか |
|---|---|---|
| AI直接使用 | AIが生成したテキストを、連続する文章のまとまりとして本文にそのまま使っている箇所がある。自分の文章をAIに書き換えさせて貼った場合や、作者の修正が単語の置き換え程度の場合も含む | 表示される。作品情報ページに「本文へのAI利用」欄が出て、キーワード「AI直接使用」も自動で付く |
| AI間接利用 | AIの生成物を、自分の表現に置き換えるための下書きや素材として使った。AIのプロットをもとに自分で書いた、AIの文章をすべて自分で書き直した、など | 表示される(作品情報ページ)。キーワードは付かない |
| AI補助的利用 | アイデア出し、資料調査、誤字脱字やスペルのチェックなど、AIが本文の執筆そのものには関わっていない | 第三者には非公開 |
| AI不使用 | 構想・プロット・執筆・校正のすべての工程で、AIを一切使っていない | 第三者には非公開 |
この使い方はどの区分? よくあるケースの見分け方
迷いやすい使い方を、ガイドラインとヘルプセンターの説明に当てはめました。判断に迷ったら、運営は「最も近しい区分」を選ぶよう求めています。
| 使い方 | 区分 | 根拠 |
|---|---|---|
| ChatGPTなどが出した文章を貼り、単語だけ直した | AI直接使用 | 修正が単語の変換等に留まる場合は直接使用(ガイドライン) |
| AIが出したプロットや展開をもとに、本文は自分で書いた | AI間接利用 | AIが出した展開を下敷きに執筆を進めた場合は間接利用(ヘルプセンター) |
| AIの下書きを全部自分の言葉で書き直した | AI間接利用 | 下書きや素材として間接的に利用(ガイドライン) |
| AIで誤字チェックや資料調べだけをした | AI補助的利用 | 本文の執筆に関与しない補助的な利用(ガイドライン) |
| 検索のサジェストや自動校正が勝手に出ただけ | AI不使用 | 自分から能動的にAIの回答を求めていなければ不使用で問題ない(ヘルプセンター) |
| AIの翻訳文だけで作品を作った | 投稿不可 | AIの翻訳文のみで構成した作品は禁止事項に該当(運営ブログQ&A) |
| 本文のすべてをAIに書かせ、手を加えていない | 投稿不可 | 全編AI生成作品は禁止(利用規約・ガイドライン) |
出典:小説家になろう ガイドライン「AI利用状況に関して」 · ヘルプセンター:AI不使用に当たる場合 · ヘルプセンター:AIが出した展開をもとに書いた場合 · なろう運営ブログ(2026年6月3日):AI利用状況Q&A 第二弾 · 小説家になろう 利用規約
いつから? なろうのAIルールの日付(2026年)
「なろう AI」で検索されることが増えたのは、2026年5月から9月にかけてルールが段階的に変わったためです。公式ブログの日付で並べます。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年5月26日 | AI利用状況の設定を必須にする方針と、利用規約の改定予定を告知 |
| 2026年5月28日・6月3日 | AI利用状況に関するQ&A(第一弾・第二弾)を公開 |
| 2026年6月9日 | 必須化と設定機能のリリース。新規作品は未設定だと投稿できない。同日に改定後の利用規約を施行 |
| 2026年8月24日 | 9月1日以降の制限についてのQ&Aを公開 |
| 2026年8月25日 | 公式アプリ「小説家になろうビューア」1.8.0で、AI直接利用作品の絞り込み・除外検索に対応 |
| 2026年9月1日 | 未設定の既存作品は、エピソード投稿や作品情報の編集ができなくなる |
出典:なろう運営ブログ(2026年5月26日):アニメ化200作品突破と今後の新たな取り組みについて · なろう運営ブログ(2026年5月28日):AI利用状況Q&A 第一弾 · なろう運営ブログ(2026年6月3日):AI利用状況Q&A 第二弾 · なろう運営ブログ(2026年6月9日):AI利用状況設定の必須化開始 · なろう運営ブログ:利用規約の変更・施行(2026年6月9日) · なろう運営ブログ(2026年8月24日):9月1日以降の制限に関するQ&A · なろう運営ブログ(2026年8月25日):小説家になろうビューア 1.8.0
AI利用状況の設定方法と、9月1日以降に未設定だとできないこと
設定は作品ごとに行います。ヘルプセンターの手順は次のとおりです。備考欄は任意で、AI直接使用とAI間接利用のときだけ入力できます。
2026年9月1日以降、AI利用状況が未設定の作品では、タイトル・あらすじの編集、新しいエピソードの投稿(予約掲載を含む)、既存エピソードの編集、誤字報告の適用、章の設定などができません。設定そのもの、下書きの追加、作品の削除はできます。一度設定すれば制限は解除され、また制限されることはないと案内されています。
- メニューの「投稿」から「作品の作成・編集」を開く。
- 設定する作品を選び、「設定」から「作品設定」を開く。
- 「AI利用状況設定」で4区分のうち最も近いものを選ぶ。
- AI直接使用・AI間接利用を選んだ場合は、必要なら備考欄に使い方を書く(プロンプトは書かない)。
- 保存したら、作品情報ページの表示を読者の立場で確認する。
出典:ヘルプセンター:AI利用状況の設定方法と表示 · ヘルプセンター:AI利用状況が未設定の作品の制限 · なろう運営ブログ(2026年8月24日):9月1日以降の制限に関するQ&A · なろう運営ブログ(2026年6月9日):AI利用状況設定の必須化開始
読者からはどう見える? 作品ページの表示とAI作品の検索除外
AI直接使用を選ぶと、作品情報ページのあらすじの下に「本文へのAI利用」欄が追加され、本文にAIが生成したテキストをそのまま使っている箇所があることが表示されます。キーワードにも「AI直接使用」が自動で入ります。AI間接利用を選ぶと、AI生成物を下書きや素材として間接的に使ったことが表示されますが、キーワードには入りません。
読者は、Webの検索ページの「抽出条件の指定」「除外条件の指定」で、AI直接使用の作品だけを探したり、検索結果から外したりできます。間接利用で絞り込む項目はありません。AI補助的利用とAI不使用は第三者には公開されませんが、コンテストへの参加や商業化の問い合わせがあった場合は、関係する企業に伝えられることがあります。
出典:ヘルプセンター:AI利用状況の設定方法と表示 · なろう運営ブログ(2026年6月3日):AI利用状況Q&A 第二弾 · 小説家になろう 小説検索(抽出・除外条件) · 小説家になろう 利用規約
なろうで禁止されているAIの使い方と、違反したときの対応
ガイドラインが禁止事項として挙げているのは、全編AI生成作品の投稿、本文欄へのプロンプトの記載、AI利用状況の虚偽の設定、備考欄の目的外の使用です。AI直接使用を設定していても、実質的に全編AI生成と判断できる作品は対象になります。対応は作品の非公開化で、悪質な場合はアカウントの停止もありえます。
設定し間違えた場合について、運営ブログのQ&Aは、悪質でなければ作者の自主的な修正を待つか、削除ではなく非公開など段階的に対応する考えを示しています。使い方が途中で変わったのに設定を直さないことも、利用規約で禁止されています。AIで書いた作品のランキング上の扱いについては、公式の記載は見つかりませんでした。
出典:小説家になろう ガイドライン「AI利用状況に関して」 · 小説家になろう 利用規約 · なろう運営ブログ(2026年5月28日):AI利用状況Q&A 第一弾
ネット小説大賞・なろうフェスにAIを使った作品は応募できる?
コンテストごとに条件が違います。応募前に、その回の要項のAIに関する項目を必ず読んでください。なお、AI利用状況が未設定だったり虚偽だったりしたまま商業化が進んでトラブルになっても、運営は責任を負わないとガイドラインに書かれています。
| コンテスト | AI直接使用 | AI間接利用・補助的利用・不使用 | その他の条件 |
|---|---|---|---|
| 第15回ネット小説大賞 | 応募不可 | 応募可(受賞は協賛企業が判断) | 虚偽の申告が分かった場合は受賞取消 |
| なろう異世界ファンタジーフェス!2026(運営主催) | 応募可 | 応募可 | AI利用状況が未設定の作品も応募可。虚偽の設定が分かれば受賞取消・賞金返還 |
出典:第15回ネット小説大賞 応募要項 · なろう異世界ファンタジーフェス!2026 応募規約 · 小説家になろう ガイドライン「AI利用状況に関して」
なろうに投稿した小説はAIの学習に使われる?
小説家になろうの利用規約に、「AIの学習」を名指しした条項は見つかりませんでした。関係する条項としては、公式のAPI(なろうデベロッパー)以外の自動化された手段でのアクセスやデータ収集の禁止があります。また、運営が投稿テキストを作品の発見、推薦、分析、商業化支援、クリエイター支援と、それらに関連する研究開発のために使えるという規定があります。
この規定がAIの学習を含むかどうかは条文に書かれていないため、この記事では判断しません。気になる場合は、利用規約の全文を読み、運営に問い合わせるのが確実です。
出典:小説家になろう 利用規約
カクヨム・pixiv・アルファポリス・エブリスタとの違い
なろうは「設定が必須」で、四つの投稿サイトの中でも厳しめのルールです。カクヨムの詳しいルールは別の記事(カクヨムのAI利用ルールまとめ)で整理しています。
| サイト | AIの表示 | 義務か任意か |
|---|---|---|
| 小説家になろう | AI利用状況の4区分 | 必須(2026年6月9日から。既存作品は9月1日以降の更新時) |
| カクヨム | 推奨タグ「AI本文利用」「AI本文一部利用」「AI補助利用」 | サイト全体では推奨。タグでランキングが不利になることはない |
| pixiv | 「AI生成作品」の設定(小説も対象) | 制作過程のすべて、またはほとんどをAIで作った作品が対象。AI生成作品は別ランキング |
| アルファポリス | 「AI生成作品」タグ | 推奨。タグでポイント集計が不利になることはない |
| エブリスタ | 「制作情報の設定」で「AI生成作品」を選ぶ | 2026年4月1日以降に該当する作品は必要。過去の投稿は任意 |
出典:なろう運営ブログ(2026年6月9日):AI利用状況設定の必須化開始 · カクヨム:生成AIを利用した作品へのタグ付けのお願い · pixiv:AI生成作品の取り扱いについて · アルファポリス ガイドライン · エブリスタ:【再周知】レーティングマークおよびAI生成作品に関する「作品情報設定」のお願い
AIBookCraftで書いた原稿をなろうに載せるときの区分
AIBookCraftは、SecondEarth AI, Inc.が運営するAI小説・本の執筆アプリです。App Storeでは「AI小説・物語ジェネレーター」、Google Playでは「AI小説ジェネレーター」という名前で掲載されています。着想から構成を作り、章を自分で書いたり、Proの機能でAIに章の下書きを頼んだりできます。
AIBookCraftで作った構成をもとに本文を自分で書いた場合は、なろうの区分ではAI間接利用が近くなります。AIが下書きした章の文章を、単語の置き換え程度の修正でそのまま載せる場合はAI直接使用です。章の下書きを全部自分の言葉で書き直したなら、AI間接利用に当たります。どの区分でも、全文をAIが書いたまま手を加えない原稿は、なろうには投稿できません。
出典:AIBookCraft について · AIBookCraft 料金 · App Store(日本):AI小説・物語ジェネレーター · Google Play(日本):AI小説ジェネレーター · 小説家になろう ガイドライン「AI利用状況に関して」
よくある質問
小説家になろうでAIを使った小説は禁止されていますか?
禁止されていません。禁止されているのは、作者が手を加えていない、本文のすべてをAIが生成した作品の投稿と、AI利用状況の虚偽の設定です。AIを使った作品は、AI利用状況を正しく設定すれば投稿できます(2026年10月19日確認)。
AI利用状況を設定しないとどうなりますか?
新規作品は投稿ボタンが押せません。既存の作品は、2026年9月1日以降、設定するまでエピソードの投稿や作品情報の編集ができません。また、未設定の作品はコンテストや商業化の対象外になる場合があります。
出典:なろう運営ブログ(2026年6月9日):AI利用状況設定の必須化開始 · ヘルプセンター:AI利用状況が未設定の作品の制限
誤字チェックにAIを使っただけでも設定は必要ですか?
設定はすべての作品で必須です。誤字脱字のチェックや資料調査だけなら「AI補助的利用」に当たり、この区分は第三者には公開されません。検索のサジェストのように自分からAIの回答を求めていない場合は「AI不使用」で問題ないとされています。
AI直接使用にするとランキングで不利になりますか?
AIを使った作品のランキング上の扱いについて、公式の記載は見つかりませんでした。AI直接使用の作品にはキーワードが自動で付き、読者が検索で除外できるようになっています。
なろうとカクヨムのAIルールの違いは?
なろうは作品ごとのAI利用状況の設定が必須で、全文AI生成の本文は禁止です。カクヨムはサイト全体ではAIタグの付与を推奨にとどめ、カクヨムコンなどのコンテストでは必須にしています。
出典:なろう運営ブログ(2026年6月9日):AI利用状況設定の必須化開始 · カクヨム:生成AIを利用した作品へのタグ付けのお願い
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実際に試す出典と確認日
- 小説家になろう ガイドライン「AI利用状況に関して」 — 確認日:
- 小説家になろう 利用規約 — 確認日:
- ヘルプセンター:AI利用状況の設定方法と表示 — 確認日:
- ヘルプセンター:AI不使用に当たる場合 — 確認日:
- ヘルプセンター:AIが出した展開をもとに書いた場合 — 確認日:
- ヘルプセンター:AI利用状況が未設定の作品の制限 — 確認日:
- なろう運営ブログ(2026年5月26日):アニメ化200作品突破と今後の新たな取り組みについて — 確認日:
- なろう運営ブログ(2026年5月28日):AI利用状況Q&A 第一弾 — 確認日:
- なろう運営ブログ(2026年6月3日):AI利用状況Q&A 第二弾 — 確認日:
- なろう運営ブログ(2026年6月9日):AI利用状況設定の必須化開始 — 確認日:
- なろう運営ブログ:利用規約の変更・施行(2026年6月9日) — 確認日:
- なろう運営ブログ(2026年8月24日):9月1日以降の制限に関するQ&A — 確認日:
- なろう運営ブログ(2026年8月25日):小説家になろうビューア 1.8.0 — 確認日:
- 小説家になろう 小説検索(抽出・除外条件) — 確認日:
- 第15回ネット小説大賞 応募要項 — 確認日:
- なろう異世界ファンタジーフェス!2026 応募規約 — 確認日:
- カクヨム:生成AIを利用した作品へのタグ付けのお願い — 確認日:
- pixiv:AI生成作品の取り扱いについて — 確認日:
- アルファポリス ガイドライン — 確認日:
- エブリスタ:【再周知】レーティングマークおよびAI生成作品に関する「作品情報設定」のお願い — 確認日:
- AIBookCraft について — 確認日:
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- App Store(日本):AI小説・物語ジェネレーター — 確認日:
- Google Play(日本):AI小説ジェネレーター — 確認日:
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