Chapter 7
第七章 祖父の手紙
天文台で美月は祖父からの手紙を翔太に見せる。手紙には、美月の実家にある古い望遠鏡を譲り渡す旨と、星の観測を続けるようにとの言葉が記されていた。美月は祖父の体調が優れないことを初めて翔太に打ち明ける。翔太は美月を支えようとするが、美月は次の流星群の前に一度家に帰らなければならないと言う。帰り際、美月は翔太に出生時刻を尋ね、翔太は母に確認すると約束する。二人の間に、次に会える日が見えない不安が残る。
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美月のスマホ画面を、翔太は覗き込めなかった。覗き込んではいけない気がした。美月の肩が小さく縮こまり、画面を握る指先が白くなっている。
「お祖父ちゃん、福島に住んでるんだ」
美月がぽつりと言った。翔太は知らなかった。美月が星に詳しい理由を、これまで深く聞いたことがなかった。
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