Chapter 13
Episode 13
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土曜日の朝、翔太はアラームが鳴る前に目を覚ました。カーテンの隙間から差し込む光はまだ暗く、時計は五時を指していた。布団の中で一度大きく伸びをしてから、静かに起き上がった。足音を立てないように階段を下りると、母が既にキッチンに立っていた。炊飯器のふたが開いていて、湯気が立ち上っている。
「早いわね。おにぎり作ったから、新幹線の中で食べなさい」
翔太は受け取った袋の重みを手のひらで感じた。母は何も言わずに、翔太のリュックに握り飯の包みと、小さなタッパーを詰めた。
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