場面を準備しています…
遊べる物語
君と奏でる星降る夜
綺麗な夜空には星々まで祝福するーー
最初の場面は登録なしで無料で遊べます。
これまでのあらすじ
…「昭和五十七年、四月十五日。快晴。北東の空に、金星がひときわ明るく輝いている」 研哉の字は、若々しく、力強い。翔太はその文字を指でなぞりながら、研哉がこのノートを書き始めた時のことを想像した。きっと、今の自分よりずっと若かったのだろう。それでも、星への情熱は、変わらずに燃えていた。 スマートフォンが震えた。翔太はすぐに画面を確認した。美月からのメッセージだった。 「おじいちゃん、検査が終わったんだ。今は眠ってる。命に別状はないって。ただ、しばらく入院が必要だって言われた」 翔太はそのメッセージを読んで、大きく息を吐いた。命に別状がない。その言葉が、胸の重りを一つ取り去った。 「よかった。本当によかった」 翔太はすぐに返信を打った。 「よかった。ゆっくり休んで、また連絡してくれ」 「うん。ありがとう、翔太くん」 翔太はスマートフォンを置いて、天井を見上げた。研哉が倒れた。その事実は、まだ頭の中に残っている。だが、命に別状がない。そのことが、何よりも救いだった。 翔太は研哉のノートを閉じて、机の上に置いた。そして、電気を消して、ベッドに横になった。窓の外には、まだ星々が輝いている。その光を見ながら、翔太は美月のことを考えた。 彼女は今、福島の家で、一人で星を見ているのだろう。そして、研哉の回復を祈っている。翔太はその姿を想像しながら、自分も同じように祈った。 「研哉さん、早く良くなってください。そして、また一緒に星を見たい」 その祈りが、星々に届くことを願いながら、翔太は目を閉じた。