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遊べる物語
君と奏でる星降る夜
綺麗な夜空には星々まで祝福するーー
最初の場面は登録なしで無料で遊べます。
これまでのあらすじ
…翔太は聞いた。美月はうつむきながら、 「わからない。でも、翔太くんが一緒だから、大丈夫」 その言葉に、翔太の心臓が大きく跳ねた。 「あっ!」 美月が突然、空を指さした。翔太も見上げる。雲の切れ間から、一筋の光が走った。流星だ。 「見えた!」 美月の声が弾んだ。その瞬間、雲がさらに裂け、無数の星が顔を出す。そして光の帯が空を横切った。 二人は声も出さずに、その光景に見入った。翔太の手が、知らずに美月の手を探す。触れた指先が、ひんやりと冷たかった。美月は一瞬驚いたが、そのまま手を離さなかった。 「すごい…」 美月がつぶやく。その声が、翔太の胸に響いた。 流星群は十分以上続いた。最後の一筋が消えた後、空はまた雲に覆われ始めた。 「終わっちゃったね」 美月が翔太の手を離して、望遠鏡のキャップを閉めた。 「でも、見られてよかった」 翔太はうなずいた。空はすっかり曇り、ぽつりと雨が落ちてきた。 「急ごう」 翔太が望遠鏡を担ぎ、美月も残りの道具を抱える。雨足が強くなる前に、二人は丘を駆け下りた。 校舎の軒下にたどり着いた時には、二人ともずぶ濡れだった。美月が笑い出す。 「びしょびしょだね」 翔太もつられて笑った。 「でも、ちゃんと見えた」 美月は翔太を見つめて、真剣な目で言った。 「また、一緒に見てくれる?」 その問いかけに、翔太は心の奥が熱くなるのを感じた。 「もちろん。次の流星群も、その次も」 美月の瞳に、涙が光った。雨のせいかもしれない。それでも、翔太はその涙が、嬉しさの証だと信じた。 「約束だよ」 「約束」 二人の声が、雨音に消えた。