場面を準備しています…
遊べる物語
君と奏でる星降る夜
綺麗な夜空には星々まで祝福するーー
最初の場面は登録なしで無料で遊べます。
これまでのあらすじ
…「無理しないでね。体調を崩さないように」 「ありがとう。翔太くんも、気をつけて」 翔太はスマートフォンをポケットにしまった。晴人がその横で、静かに笑った。 「美月さんからの連絡か」 「ああ。元気そうだ」 「それは何よりだ」 晴人はそう言って、望遠鏡の調整を再開した。翔太もその横で、星図を広げて、今夜見た星の位置を書き込んでいった。 夜が更けるにつれて、空気がさらに冷えてきた。翔太は手をこすりながら、望遠鏡を覗き続けた。視野の中には、無数の星々が広がっている。その一つ一つが、研哉のノートに記録された星と、同じ位置で輝いている。 「翔太、もうすぐ十一時だ。そろそろ片付けよう」 晴人が声をかけた。翔太は時計を見て、うなずいた。確かに、もう十分に観測をした。明日も学校がある。 翔太は望遠鏡を丁寧に片付け、布をかけた。そして、机の上の星図とノートをリュックにしまった。 「今夜は、いい観測ができたな」 晴人が言った。翔太はうなずいた。 「ああ。研哉さんのノートのおかげで、星の位置がよくわかった。美月さんの星図と合わせると、より正確になる」 「次の流星群までに、しっかり準備しよう」 翔太はその言葉に、強くうなずいた。 天文台を出ると、夜空にはまだ星々が輝いている。翔太はもう一度空を見上げて、美月のことを考えた。彼女も今頃、同じ星空を見ているのだろう。 「翔太、帰ろう」 晴人の声が聞こえた。翔太はうなずいて、天文台の鍵をかけた。そして、星空の下を、二人並んで歩いていった。