場面を準備しています…
遊べる物語
君と奏でる星降る夜
綺麗な夜空には星々まで祝福するーー
最初の場面は登録なしで無料で遊べます。
これまでのあらすじ
…晴人がその横で言った。 「本当だ。このチャートがあれば、星座の位置を間違えない」 翔太はチャートをしまって、もう一度望遠鏡を覗いた。視野の中には、無数の星が広がっている。その一つ一つが、研哉のノートに記録された星々と、同じ位置で輝いている。 「翔太、そろそろ交代しよう」 晴人が声をかけた。翔太は望遠鏡から離れて、晴人に場所を譲った。晴人は慎重に望遠鏡を調整しながら、空の別の場所を狙った。 翔太は天文台の外に出た。冷たい夜風が、頬を撫でていく。空には、雲一つない星空が広がっていた。その中で、天の川が白い帯のように流れている。 翔太はスマートフォンを取り出して、美月にメッセージを送った。 「今夜、天文台で星を見てる。晴人と一緒に」 しばらくして、返信が届いた。 「いいね。星はきれい?」 翔太は空を見上げた。 「ああ。すごくきれいだよ。美月さんのチャートのおかげで、星座の場所がよくわかる」 「よかった。私も、こっちで星を見てるんだ。さっき、庭に出て、古い望遠鏡を磨きながらね」 翔太はその言葉に、美月の姿を想像した。福島の家の庭で、一人で望遠鏡を拭いている美月。その姿が、星空の下で静かに浮かんでいるように見えた。 「次の流星群、絶対に成功させようね」 翔太はそのメッセージを送信した。美月からはすぐに返信が来た。 「うん。そのために、今できることをしよう」 翔太はその言葉を、胸の奥に刻んだ。そしてもう一度、空を見上げた。星々が、変わらず輝いている。その光の中に、美月との約束が、確かに存在しているように感じられた。