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遊べる物語
君と奏でる星降る夜
綺麗な夜空には星々まで祝福するーー
最初の場面は登録なしで無料で遊べます。
これまでのあらすじ
…研哉はうなずいた。 「あそこは、この望遠鏡で一番よく見える場所の一つだ。俺も何度も見てきたが、飽きることがない」 研哉の目が、遠くを見るように細められた。 「翔太、お前にこの望遠鏡を譲ろうと思う」 翔太は息を呑んだ。 「え…でも、それは」 「美月から聞いた。お前は、星を本気で見たいと思っている。ならば、この望遠鏡を使うべきだ。俺の手元に置いておくより、お前の方が活かせる」 翔太は言葉を失った。美月が隣で、静かにうなずいている。 「ただし、条件がある」 研哉の声が、少し厳しくなった。 「この望遠鏡を、次の流星群で使うこと。そして、その結果を俺に報告すること。それができたら、正式に譲る」 翔太はその条件を、心の中で繰り返した。次の流星群。一ヶ月後。その日までに、この望遠鏡を使いこなせるようになる。その覚悟が、翔太の中で固まった。 「わかりました。必ず、その条件を果たします」 研哉は満足げにうなずいた。 「いい返事だ。期待しているぞ」 翔太はその言葉を、胸に刻んだ。美月が、そっと翔太の手を握った。その温かさが、翔太の中で広がっていく。 「翔太くん、一緒に頑張ろうね」 美月の声が、夜の静けさに溶け込んだ。翔太はうなずいて、その手を握り返した。 明日、東京に戻る。でも、その先には、美月との約束がある。次の流星群まで、あと一ヶ月。その日までに、翔太はこの望遠鏡を使いこなす。そして、美月と一緒に、星を見る。 その約束が、今夜の星空に刻まれた。翔太はそのことを、確かに感じていた。