場面を準備しています…
遊べる物語
君と奏でる星降る夜
綺麗な夜空には星々まで祝福するーー
最初の場面は登録なしで無料で遊べます。
これまでのあらすじ
…学校に向かう途中、翔太は空を見上げた。雲一つない青空が広がっている。今日も晴れだ。土曜日も、この空が続いてほしい。 放課後、翔太は天文台に向かった。階段を上がると、もう晴人がいた。机の上に星図を広げて、何かを書き込んでいる。 「早いな」 「お前もな」 翔太は自分の鞄から星図を取り出した。美月の星図と、自分の星図。二枚を並べて机に広げる。 「今日は何をするんだ」 「もう一度、星座の位置を確認しようと思って。土曜日に美月さんに聞かれた時に、答えられるように」 晴人は小さく笑った。 「真面目だな。でも、それでいい」 二人は星図を広げて、星座の名前を一つずつ確認した。アンドロメダ、ペルセウス、カシオペア。翔太はその名前を声に出して読んだ。 「晴人、福島で何を見たい」 「俺は研哉さんの望遠鏡だ。昭和の時代のものだと聞いた。光学系がどうなっているか、見てみたい」 翔太は晴人の横顔を見た。晴人はいつもより真剣な表情で、星図を見つめている。 「それに、美月さんの家の庭で星を見るのも楽しみだ。福島の空は、東京より暗いだろうからな」 翔太はその言葉に、胸が高鳴った。福島の空。美月の家の庭。そこで望遠鏡を覗く自分を想像した。 「あと二日だな」 晴人が言った。翔太は頷いた。 「あと二日」 その言葉が、天文台の静かな空気に溶けていった。窓の外では、夕日が沈み始めている。翔太はその光を見ながら、土曜日を待ち望んだ。